通夜、葬儀を執り行う意味は何ですか?

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A.浄土宗の通夜・葬儀とは、亡くなった際に、阿弥陀さまのお迎えを頂き極楽へのお導きを頂くにあたり、この世からお送りさせていただく式です。 通夜の起源はお釈迦さまが入滅された時、その死を悲しむ弟子たちが、遺体を見守りながらお釈迦 さまがお話されたお説法を夜通し語り合ったことに由来しています。 通夜の場は、夜を通して、亡くなった方に対する思いや思い出など、自分との様々な関わりを整理し、自分の心の中に刻むための大切な時間になります。通夜法要は、心ある人々が集い共々にお念仏を称える、極楽浄土へお送りする準備のための法要です。 葬儀は、お釈迦さまのお父さまが亡くなった時とお釈迦さまが亡くなられた時の葬儀が起源とされています。 浄土宗の葬儀は、亡なられた方を極楽浄土に導くための下炬引導(あこいんどう)という儀礼が中心になっています。下炬とは松明(たいまつ)で火をつける火葬を象徴的に表わす儀礼で、引導とは新亡を浄土に導く儀礼です。 つまり葬儀は、極楽浄土に旅立つ儀式、現世との区切りを表し、浄土宗の教えであるお念仏をお称えすることによって阿弥陀さまの大慈悲に出会い、その功徳に包まれながら極楽へと導かれ往生するという意義があります。
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