浄土宗の教えは、他宗派と比べてどのような特徴があるのですか。とくに浄土宗と浄土真宗との違いはどのようなものですか?

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  • 浄土宗の教えは、他宗派と比べてどのような特徴があるのですか。とくに浄土宗と浄土真宗との違いはどのようなものですか?
A.他宗派では、「信じる人の心の中に仏さまはいる」とか、「心構えによってこの世が浄土となる」というように、自分の心の在り方から仏さまや浄土と向き合う傾向があります。一方、浄土宗で帰依する阿弥陀さまは心の外に存在する救済者であり、臨終時には自らお迎えしてくださります。その浄土は、往生した人がその素晴らしい荘厳を観ることができ、ご縁のある亡き方と再び巡り会える世界です。このように、命尽きた後のことをはっきりと説いている点は、浄土宗の特徴といえるかもしれません
 浄土真宗との相違点で言うと、念仏を称えるときの心構えが、浄土真宗が阿弥陀さまに救われていることに対する報恩感謝の思いであるのに対し、浄土宗は愚かなことをしてしまう自分を反省しつつ、真心から阿弥陀さまに救いを求める気持ちで称える念仏であります。また、浄土宗では私たちがお称えした念仏の功徳を、自身が浄土に生まれることを願う為だけではなく、亡き方の浄土往生の為に振り向けることができると確信している点も浄土真宗との違いであります。
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