お十念は、どうして九遍目にだけ「つ」を入れるのですか?

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A.南無阿弥陀仏を十回お称えする「お十念」。これは法然上人の頃からすでに行われていたと考えられます。現在私たちが称える十念のお称えの仕方は、9遍目だけ「なむあみだぶつ」と「つ」を入れて称えるものです。しかし、このお称えの仕方にいつ頃なったのか、何故なったのかということは分かっていません。 山口県長門市大日比(おおひび)に西円寺という浄土宗のお寺がありますが、ここで江戸時代中~後期に大日比三師と仰がれた法岸、法洲、法道という偉い僧侶が活躍していました。この大日比では十念を称える際には、10遍すべてを「なむあみだぶつ」と「つ」を入れて称える方法が採られていたといいます。 このことから考えると、現在のように浄土宗全体として現在の称え方に統一されたのは、そう古いことではないのかもしれません。
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