以下の日程で、月例勉強会④が実施されました。
・日時  令和5年12月13日(水) 14時~ 
・会場  春日部市 圓福寺様 
・講師  池田 麻由美様
・内容  書道

◇感想

【長福寺 中村雅俊上人 感想】

お寺の息子ということで、小学校の頃、習字をされていた方は多いのではないでしょうか。私も、その一人でした。しかし、中学校の頃には行かなくなりました。
月日は流れ、塔婆や位牌を書くようになり、あの時もっとしっかり習っておけばという思いに駆られます。特に、火葬場で位牌が並んでいるときなどに、自分の字の下手さ加減にがっかりします。

さて、この度は、池田真常上人の奥様の池田麻由美様を講師として、書道の勉強会に参加させていただきました。奥様は書道家として、様々な賞を受賞されておられ、今回の勉強会に先立ち、お手本を一枚一枚直筆にてご用意もしていただきました。
参加した会員は、塔婆などの木ではなく、久しぶりの紙に書く書道でしたので、始めは戸惑いもありました。しかし、麻由美様の丁寧なご指導もあり、お寺で使うことの多い字を中心に、どの点を注意したらよいのかとても勉強になりました。特に、「筆を持っていただくことが大事なので、週に2、3回でも良いので筆を持って欲しい。手本と自分の字を研究し、比較してどこを直せばよいのか考えながら書くことが大切です」とご指導を頂きました。私たちも、「少しずつでも良いので、毎日お念仏をお称えしてください。だんだん身についてきますよ」と檀信徒さんにお話することがあると思います。それと同じで、書道も継続していくことが大事だということを再確認いたしました。
また、会員も段々と熱中し、休憩をはさむこともなく、予定していた2時間を過ぎても筆を離しませんでした。
私も、「忙しいときは、筆ペンでも良いから」という麻由美様のお言葉に甘えてしまうかもしれませんが、週に2、3回は今回頂いたお手本を用いて、練習したいと思います。

最後になってしまいましたが、池田ご夫妻様には会場をお貸しいただき、さらにご指導もいただき、大変ありがとうございました。
合掌